日本列島下の三次元地震波速度構造 速度データの利用(描画)方法
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速度データの利用(描画)方法

フリーの The Generic Mapping Tools(Wessel and Smith, 1991) (以下,GMT)を用いると便利です。

水平方向,深さ方向に一定の間隔のデータを出力させます。
その後,そのデータをGMTのコマンドに入力して変換することにより,描画可能です。

例として,binの下に水平・鉛直方向の断面図を描く際のshellがあります。
horizontal.csh
vertical.csh

まず,awkなどを用いて出力されたデータファイルから,P波またはS波の速度を抜き出します。

  • 水平断面におけるP波速度の抜き出し例
  • % awk ‘($4>0.1){printf(“%s %s %s\n”, $1,$2,$4)}’ [出力ファイル名] > [抜き出しファイル名][Enter]

  • 水平断面におけるS波速度の抜き出し例
  • % awk ‘($5>0.1){printf(“%s %s %s\n”, $1,$2,$5)}’ [出力ファイル名] > [抜き出しファイル名][Enter]

    使用方法は
    horizontal.csh [抜き出しファイル名] [出力psファイル名] [P/S波指標(P波なら1, S波なら2)]
    [西端] [東端] [南端] [北端] [東西グリッド間隔] [南北グリッド間隔] [図の横幅] [Enter]

    とすると速度の水平断面図が描かれます。
    vertical.csh [抜き出しファイル名] [出力psファイル名] [P/S波指標(P波なら1, S波なら2)]
    [左端座標] [右端座標] [深さ浅端] [深さ深端] [横軸グリッド間隔] [深さグリッド間隔]
    [図の横幅] [図の縦幅] [Enter]


    █ 参考文献
    • Wessel, P., and W. H. F. Smith (1991), Free software helps map and display data, Eos Trans. AGU, 72, 441, 445-446.